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ベビーマッサージ資格・キッズマッサージ資格【さする】行為の秘訣 | 福岡 | リンパヘルスケア協会 【福岡・熊本・佐賀・長崎・沖縄・大分・宮崎・鹿児島…】

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【さする】成功の秘訣 Rub・・・Secret of Success

   【さする】ことの本質的意味と成功の秘訣について…

【さする】…。例えば、足のすねを何かにぶつけたとします。このとき、ぶつけた部位を思わずさすったことによって痛みが和らいだ経験が誰しもあるはずですし、必ず、無意識下ながら、誰しもが一度は行ったことのある行為であると言いきって良いと思います。

リバプール大学の実験にこうあります。
皮膚軽くさすると、痛みを伝える神経回路抑制する…。つまり痛み遠のきます。もっとも効果的なさすりかたは、秒間5cmほどのスピードで、1触れるか触れないかという程度の圧力さすることであるといわれております。

             さする…成功の秘訣

         自分の子どもが足を痛めた場合を例に考えてみてください。
・痛む部位を叩くと、痛みが増すため、痛む部位を叩く人はいません…。
・痛む部位を強い力で押さえると、痛みが増すため、強い力で押さえることも考えられません…。強い力で押さえたとしても、痛みの中央では決してありません。痛む部位の少し外側であるはずです。
・痛む部位をリズムよく軽く叩く人もいないでしょう。リズムよく軽く叩くのは、赤ちゃんを寝かしつけるような場面です。
・痛む部位を撫でる人もいないでしょう。痛みの感情を逆撫でするようなものです。

一番、思いつくのは、【痛いの痛いの飛んで行け〜】ではないでしょうか?【飛んで行け〜】で、子どもの痛みの意識をほかにそらす効果があります。しかし、【痛いの痛いの〜】では、軽くゆっくりとさすっているはずです。

このように考えてみると、1秒間5cmスピードで、1g触れるか触れないかの軽い圧力さする効果に納得できた方もいらっしゃると思います。子どもに活かしていただければ幸いです。
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頭皮のケアに、【スカルプケア】というものがありますが、スカルプケアは、「ゼログラムの力」でやさしく頭皮に触れ、ゆっくりと指先を動かす手技です。
こうすると、頭皮の新陳代謝が高まり、血流が良くなることで、髪の毛に栄養が行きわたりやすい環境を作るそうです。
スカルプケアは、自分で行ってもよいのですが、他人にやってもらうと、“自分を大切にしてもらっている”気持ちが高まり、心理的効果があるとされています。
実際には、「ゼログラムの力」という圧力は存在しません。ゼログラムだと触れていないことを意味しますから…。つまり、それほどの軽い圧力で…ということを印象強く表現した言葉です。

ご理解いただけましたように、【スカルプケア】も【痛いの痛いの飛んで行け〜】も同様です。
ゆっくりとしたスピードで、触れるか触れないほどの軽い圧力さすることで効果があります。

【痛いの痛いの飛んで行け〜】も【スカルプケア】も、一定リズム軽い圧力ゆっくりやさしく行うという点で、リンパドレナージュと非常によく似ております。当協会が、ベビーマッサージ資格キッズマッサージ資格リンパドレナージュでご提案させてもらっている意味がお分かりになったことと思います。
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マッサージの本場スウェーデンで未熟児ケアに関わっていた看護師達は、他のマッサージほど圧を加えず、軽く【さする】マッサージを生みだしました。患者は、安眠しやすく、痛みの訴えが減少し、社交的になったことが医学論文で報告されています。また、触れることは触れられることでもあるため、施術する側のストレスホルモンや血圧が低下することも証明されております。
世界的の注目を集めたこの【さする】行為は、日本でも、医療機関の終末期の場面で苦痛緩和や緩和ケアとして臨床活用されています。
さらに、この【さする】行為の対象者は幅広く、高齢者や子どもだけでなく、妊婦、疲労感やストレスのある人にもリラックス効果があることが紹介されております。

不安で心が弱っている子どもには、背中をさすってあげて、背負っている精神的苦痛を緩和してあげることが大切です。さすることで【体の痛み】が軽くなるのと同様、さすることは【心の痛み】にも効果的です。このような育児法は、世界中のあらゆる文化でみられたものであります。
しかしながら、現代では、このような母子の関わりそのものが衰退しつつあると私達は考えております。


現在の日本では、過剰なほど知育メインであり、親の表情を伺う子どもが多すぎますし、テストの点で、子どもの善し悪しを判断する親子どもの出来不出来を競いあう親が多過ぎます。
現代の子ども達は、以前と比べ、学習能力が低下していると世間は言っています。しかしながら、本当にそうなのでしょうか?知育を重視し過ぎ、子どもの社会性の確立を目的とした愛着形成を怠った我々親に問題があるのではないでしょうか?
子どもは、子どもの興味や好奇心を損なうことなく育てるに限ります。この興味や好奇心こそが、子どもの【心】を解放し、子どもの【体】を自由に動かす原動力だからです。そして、解き放たれた【心】と【体】があってはじめて、さまざまな経験の繰り返しの中で、子どもに本当の意味での【知】を育むと、私達は考えております。

しかしながら、秘訣を知ってやるのと知らずにやるのとでは、大きく成功度が異なります。子どもへの愛着形成と愛着不足のリスクを一番に考え、行ってもらいたいと考えております。
               
最期までご熟読いただき、ありがとうございました。【さする】ページ【タッピング】ページや【サイドバー】ページも、是非、ご熟読いただければ幸いです。
 【なでる】 ことの意味 【さする】ことの意味 軽く【たたく】ことの意味